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<会員向け>第1回 リサーチ・ワークショップ「対話的な自己エスノグラフィを体験しよう」!のご案内(学術委員会)

多文化関係学会では、新たな活動として、多文化関係を捉えるための方法を模索していくことを企図して、リサーチ・ワークショップの企画を開始しました。多文化関係の研究に従事している研究者のみならず、研究活動を始めた大学院生、卒業論文研究を実施する学部生の参加も歓迎します。多様な立場が学び合う場を目指します。

第1回は、国内でも少しずつ知名度が出てきた自己エスノグラフィ(オートエスノグラフィとも。autoethnography)・・・にとどまらず、そこに「対話」要素を加えた「対話的自己エスノグラフィ」を展開している沖潮満里子(おきしお まりこ)先生を迎えてワークショップを実施します。自己エスノグラフィ初学者やすでに実践している方はもちろんのこと、質的研究における再帰性(reflexivity)の問題をどう扱ったらいいのかを悩んでいる方、さらには「自己エスノグラフィなんて何か『胡散臭い!』」と思っている方も、実践者と直接的な対話へご招待です。

第1回リサーチ・ワークショップ 「対話的な自己エスノグラフィを体験しよう」(仮)

日時:2024年2月16日(金)10:00-15:00(昼食を含む休憩あり)

場所:順天堂大学 本郷御茶ノ水キャンパス(詳細は参加者にお知らせします)

講師:沖潮 満里子 先生(青山学院大学教育人間科学部)

定員:最大20名程度。今回のワークショップは会員のみとさせていただきます。

申込み期間:2024年1月15日(月)〜2月9日(金)23:59

※受講人数の上限に達した場合早めに締切りとさせていただきます。ご了承ください。

申込み方法:下記の概要をご確認の上、参加申し込みフォームより登録

ワークショップ概要

自己エスノグラフィ(autoethnography)とは、研究者自身の経験のエスノグラフィという質的研究のひとつの形態です。近年、このアプローチは心理学や社会学において注目を集めつつあり、日本でも翻訳書が出版され、この手法による論文も散見されるようになってきています。このリサーチ・ワークショップでは、(1)自己エスノグラフィの理論的説明(その歴史、基礎概念、利点や難点)をお話した上で、(2)従来の自己エスノグラフィに対話の要素を取り入れて発展させた「対話的な自己エスノグラフィ」を紹介します。その後、(3)参加者と共に簡単なワークに取り組み、本手法を簡易的に体験していただく予定です。また、自己エスノグラフィを進めるための工夫や、遂行していくなかで生じる困難や注意点、および自己エスノグラフィのもつ今後の可能性についても、参加者のみなさんと議論できればと考えております。対話的自己エスノグラフィのワークでは、実際の自分の経験を語ることになります。共有しても差し支えない、けれども、自分にとってはそれなりに重要なエピソードを当日までに心の中で決めておいてください。

自己エスノグラフィの代表的論客のひとりであるC. Ellisによれば、自己エスノグラフィは、自叙伝的な記述をとおし、個人と文化を結びつける重層的な意識のあり様を開示していくもの(Ellis, 2004)とされ、文化関係を探求する学会員の方々に活用していただけるのではないかと考えております。

ワークショップの利点を活かすため、講師より下記の事前活動の案内がございます。なお、実際に「手を動かす」、hands-onの活動となりますので、参加人数には限りがございます。ご関心のある方は早めに申し込みをお願いします(申し込み後に、万が一キャンセルになる場合には、必ず早めにご連絡をお願いいたします)

事前活動

ワークショップでの実践により多くの時間を充てたいと考えておりますため、下記テクストを読んだ上でご参加をお願いいたします。

沖潮(原田)満里子 (2013). 対話的な自己エスノグラフィ―語り合いを通した新たな質的研究の試み. 質的心理学研究, 12, 157-175.

みなさまのご参加をお待ちしております。