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全国の地区別研究会のご紹介

Introduction of regional study groups in Japan

関東地区研究会

2022年度第2回 関東地区研究会のご案内

【日時】2023年2月4日(土)10時~12時

【開催方法】オンラインおよび対面

オンライン参加者には、前日までに招待状メールをお送りします

【会場】神田外語学院3号館7階アズール(JR神田駅西口から徒歩2分)

【題名】関東地区研究会×学会20周年記念事業「縁側ダイアローグ~これからの多文化関係学~」

【話題提供者】石黒武人先生(立教大学)、岡部大祐先生(順天堂大学)、中原裕之先生(理化学研究所)、根橋玲子先生(明治大学)、叶尤奇先生(神田外語大学)

非会員の方の参加も歓迎いたします。関心をお持ちの方がおられましたら、本件についてご紹介くだされば幸いです。

こちらのフォームより1月31日(火)までにお申し込みください。

https://forms.gle/KkH6gDT5cgviYryw6

問い合わせ先: multicultural.kanto<AT>gmail.com <AT>を@にしてください。

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【内容】

本研究会は、学会創設20周年記念事業の一環として、20周年記念出版著書『「縁側」知の生成に向けて―多文化関係学の潜在力』(明石書店)の著者である石黒氏(第1章担当)、叶氏・根橋氏・中原氏(第11章担当)および編集委員の岡部氏をお招きして、お話をしていただく予定である。具体的には、学会創設10周年の時点で『多文化社会日本の課題―多文化関係学的アプローチ』(明石書店)を通じて提示された多文化関係学の論点(領域横断性、多様性の尊重など)を概観しつつ、これまでの多文化関係研究では十分に扱われてこなかった諸側面や時代の変化に応じて視野に入れる必要がある論点(ポスト・ヒューマニズムやデジタル・コミュニケーション等)を提示したい。そのうえで、多文化関係学が元々志向していた幅広い視点からの領域横断性を推進する理路と具体的研究のあり方を考察するうえで一助となる、文化科学と脳科学とが結びついた実証主義的研究の一例を紹介したい。話題提供の後に、これまでの多文化関係研究の学知を発展的な形で継承するための理路を、会員間の対話(トーク)を通じて探り、学会員が相互交流をするなかで発展の具体的な形、すなわち、「これからの多文化関係学」について共に考えていきたい。

【話題提供者】

石黒武人(Taketo Ishiguro)

立教大学異文化コミュニケーション学部准教授。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了。著書に『多文化チームの日本人リーダーと動的思考プロセス』(春風社, 2021)等がある。

岡部大祐(Daisuke Okabe)

順天堂大学国際教養学部講師(異文化コミュニケーション領域)。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際コミュニケーション専攻博士後期課程修了。本学会学術委員長、20周年記念出版編集委員長。

中原裕之(Hiroyuki Nakahara)

理化学研究所脳神経科学研究センター、学習理論・社会脳研究チーム、チームリーダー。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士)。学習と意思決定および情動/感情/社会性、その脳機能と脳計算の解明に努める。

根橋玲子(Reiko Nebashi)

明治大学情報コミュニケーション学部教授。ミシガン州立大学大学院コミュニケーション研究科博士課程修了(Ph.D.)。著書に『コミュニケーション学入門』(放送大学教育振興会, 2019)等がある。

叶尤奇(Youqi Ye-Yuzawa)

神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科講師。明治大学大学院情報コミュニケーション研究科後期課程修了。論文に「Acculturation styles of bicultural employees: Qualitative research on skilled migrants from China in Japan」(異文化コミュニケーション, 2022)等がある。