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全国の地区別研究会のご紹介

Introduction of regional study groups in Japan

関東地区研究会

2019年度第1回 関東地区研究会のお知らせ

日時:2019年6月1日(土)14時00分 – 16時00分(13時30分より受付開始)
場所:青山学院大学 青山キャンパス 詳細は こちら

8号館4階、国際研究センター会議室 詳細は こちら

参加費:無料

**参加者の皆さんとシェアできるお菓子(300円ぐらいまで)をお一人1種類お持ちください**

題目: 「多文化コミュニティに生成する『場』 オーガニックフードをめぐる取り組み事例より」
講師: 森 敏氏 (サスティナブルキッチンROSY代表 http://kitchenrosy.com)

河野 秀樹先生 (目白大学)

お申し込みのサイトはこちら

問い合わせ先: kantomulticultural<AT>gmail.com  ※<AT>を@にしてください。
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【内容】

近年、SNSの普及などを背景に、様々なコミュニティがこれまでにない勢いで形成されています。そうしたコミュニティの多くに共通する特徴の一つが、多様な個人がそれぞれの関心から活動に参入し、緩やかにつながりながら活動・実践に関わるなかで、結果的にコミュニティ全体の文脈性や文化の生成と活動の拡大に寄与していくという点です。いわゆるコミュニティデザインを含めた持続可能なコミュニティづくりの取り組みにも、同様の自己組織的な動きがしばしば見られます。

今回の地区研究会では、東京・神田の「サスティナブルキッチンROSY」代表の森敏(もりさとし)氏をお迎えし、日本とアメリカ、さらに国内の異業種の方々との交流・協働という、複数の文化をまたぐ形で持続可能な社会の実現に向け実践を積まれているお取り組みを紹介します。

それを受けて目白大学の河野秀樹先生より「場」の生成と重なる要素をお話しいただきます。そのアプローチとして、いわゆるエシカル学習やESD (Education for Sustainable Development = 持続可能な開発のための教育) にかかわる論点のみにとどまるのではなく、実践としての多文化間協働として森氏のお取り組みの事例を見ていく視座を河野先生に示していただきます。

【話題提供者】
森敏 (MORI, Satoshi)

熊本県出身。(株)オーガニッククルー代表取締役として、米国オレゴン州ポートランドをモデルに、環境・人・健康に配慮したサステイナブルな社会の構築を目指して、オーガニック専門セミナー・交流会の企画運営事業、有機食品(農産物・加工食品)の卸・販売飲食店経営などを行うとともに、サスティナブルキッチンROSY(神田)を経営。食を通じた理念の浸透とコミュニティづくりに日々取り組んでいる。

河野秀樹 (KONO, Hideki)

目白大学外国語学部日本語・日本語教育学科准教授。「場」で異文化をつなぐことをテーマに、その原理とメカニズムに関する考察を重ねるとともに、多様な参画者からなるコミュニティにおける実践を通じた自律的な関係構築プロセスの態様の記述法を模索している。オレゴン在住歴2年。