日時:2019年2月23日(土)13時30分 – 16時(13時より受付開始)
場所:成城大学 詳細はこちら
8号館 831教室 詳細はこちら
※ 最寄り駅の成城学園前駅には小田急線新宿駅より「急行」をご利用下さい。(「快速急行」は成城学園前駅には停車しませんので、ご注意ください)
参加費:無料
***参加者の皆さんとシェアできるお菓子または飲み物(300円ぐらいまで)をお一人1種類お持ちください***
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題目: 「(多)文化(関係)研究の「砂場」づくりをしてみる」
講師: 岡部 大祐先生 (順天堂大学)
【内容】
今回の地区研究会では、「演者と聴衆」という形式ではなく、全員参加で、(多)文化(関係)研究の「砂場」づくりを試みます。「砂場」をいう表現は、「アイディアを具現化する」「夢中になって遊ぶ」「たくさん失敗できる」「公共的」といった性質(他にもあるでしょうが)を示すために選びました。「砂場」づくりの足がかりとして、(1)「超文化性/融文化性(transcultuality)」(Welsch, 1999)やモード論(Gibbons et al., 1994 小林訳 1997; サトウ, 2012)等のアイディアを確認し、(2)現代の社会課題の例としてグローバルヘルスのイシューを共有し、全員で解決のための研究可能性を議論します。これらの「遊び」を通じて、「モードⅡ」としての(多)文化(関係)研究を発展させるための「砂場」の在り方を探っていくという企画となります。上記のような、おおまかな流れの構想はもっておりますが、当日の具体的な流れは参加者次第で進めていくという、極めてゆるやかな形式で行う予定です。学部生、院生の参加も大いに歓迎しますので、社会的立場に関係なく、一緒に「おもしろいこと」を考えましょう。
【引用文献】
Gibbons, M. (Ed.). (1994). The new production of knowledge: The dynamics of science and research in contemporary societies.London: Sage.(小林信一他 (訳) (1997). 現代社会と知の創造: モード論とは何か 丸善ライブラリー)
サトウタツヤ (2012). 学融とモード論の心理学:人文社会科学における学問融合をめざして 新曜社
Welsch, W. (1999). Transculturality: The puzzling form of cultures today. In Mike Featherstone & Scott Lash (Eds.), Spaces of Culture: City, Nation, World (pp. 194-213). London: Sage. 1999.
【話題提供者】
岡部大祐 (OKABE Daisuke)
順天堂大学国際教養学部異文化コミュニケーション領域。
主な研究領域は(ヘルス/異文化間)コミュニケーション、談話社会心理学、社会言語学等。
問い合わせ先: kantomulticultural<AT>gmail.com ※<AT>を@にしてください。