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全国の地区別研究会のご紹介

Introduction of regional study groups in Japan

関東地区研究会

2017年度第2回 関東地区研究会のお知らせ

日時:2018年2月17日(土)13時〜16時(12時半より受付開始)
場所:成城大学 大学までのアクセスはこちら
7号館 711教室 キャンパスマップはこちら
※ 最寄り駅の成城学園前駅には小田急線新宿駅より「急行」をご利用下さい。(「快速急行」は成城学園前駅には停車いたしません)

→無事に終了いたしました。お越し下さいました方々に心よりお礼申し上げます。
報告書はこちらのページよりご覧いただけます。

参加費:無料 茶話会:500円

題目: 「対話論とは何か―対話的な社会問題の読み解きと対話の意味」

講師: 小坂 貴志先生 (神田外語大学)

申し込みはこちらをクリック

問い合わせ先: kantomulticultural[at]gmail.com  [at]を@にしてください。

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今回の関東地区研究会は、講師に神田外語大学の小坂貴志先生をお迎えします。小坂先生のご専門である対話を通して、メディアでも取り上げられている北朝鮮問題にも及ぶ内容も含め、改めて対話の意味を問えれば、と考えております。

【内容】

これほどまでに対話が日常社会に蔓延しているにもかかわらず、まるで当たり前であるかのように私たちは「対話」の言葉を目にし、耳にしている。本発表では、対話の意味論、語用論をテーマに、対話の意味を真剣に考察していく。

考察のための先駆けとして、発表者がどのような経緯で対話論に行き当たったか、発表者の立ち位置を明らかにするための紹介で幕を開け、対話論に援用している理論家バフチン、ヴィゴツキー、オングなどの考え方を説明しつつ話を展開させていく。

応用篇として、政治家による対話の言葉の使用をとりあげ、中でも、毎年夏の恒例となりつつあり、2017年も同様に、北朝鮮による威嚇が世界問題へと発展し、特に米トランプ政権の誕生により、この問題は長期化・深刻化していった北朝鮮問題を巡る過程において、いかに対話がその役割を果たし、世界紛争を乗り越えるに至ったかを分析し、対話論の今後を占っていく。

【講師経歴】

小坂貴志 (KOSAKA, Takashi)

青山学院大学文学部英米文学科卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社にSEとして勤務。休職し渡米、デンバー大学大学院、修士号取得。同博士課程単位取得終了満期退学。Prudential Intercultural Resource Servicesにてビジネスコンサルタント(非常勤)、J.D. Edwards Companyにてテクニカル翻訳者、モントレー国際大学翻訳通訳研究科専任講師、立教大学経営学部国際経営学科特任准教授などを経て、現在、神田外語大学外国語学部英米語学科教授。研究領域は異文化コミュニケーション研究、対話論。多文化関係学会では、元紀要編集長、元副会長、SIETAR Japanでは学術委員を務めた。主要著書に『改訂版 異文化コミュニケーションのA to Z』、『異文化対話論入門』(以上、研究社)、『現代対話学入門』(明石書店)がある。


日時:2017年7月23日(日)午後1時〜4時(午後12時半より受け付け開始)
場所:明海大学(於・千葉県浦安市)2501教室(講義棟5階)
→無事に終了いたしました。お越し下さいました方々に心よりお礼申し上げます。
報告書はこちらのページよりご覧いただけます。

詳細はこちら

言語:日本語
参加費:無料 茶話会:500円
題目:アウンサンスーチーのノーベル平和賞受賞講演における 〈上座仏教の社会化〉と〈平和の構築〉

申し込みは以下のこちらのサイトよりお願いします。

問い合わせ先: kantomulticultural@gmail.com(@を半角にして下さい)
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<<概要>>

今回の関東地区研究会は石井敏先生を偲ぶ会を開催いたします。
講師にバーリ・サンスクリット・チベット「平和の文化」研究所の田﨑國彦先生をお迎えし、明海大学の原和也先生とともに石井先生の足跡を振り返り、御心に想いを馳せれば、と考えております。<<概要>>  故・石井敏先生を偲ぶ会
すでにご存じのことと思いますが、石井敏先生(獨協大学名誉教授)が、1月30日にご逝去されました。この度、関東地区研究会において、先生とご縁のあった方々と共に、先生のご研究から学んだことや、数々の思い出やエピソードを語り合いながら、先生が我々に残して下さった学恩の大きさを改めて認識し、感謝を申し上げる会を執り行いたく存じます。最初に、大学院で石井先生のご指導を直接受けた門下生達より、指導教授としての石井先生のお人柄についてお話しさせて頂きます。次に、ご参加頂いた皆様方から、石井先生より学んだことや思い出についてご自由にお話し頂き、先生のご足跡とご功績を振り返りたいと存じます。ご多用中とは存じますが、ご出席賜りますようお願い申し上げます。

<<題目>>

アウンサンスーチーのノーべル平和賞受賞講演における〈上座仏教の社会化〉と〈平和の構築〉

<<講師>>
田﨑國彦 TASAKI Kunihiko
明海大学非常勤講師、武蔵野大学仏教文化研究所非常勤研究員、東洋大学東洋学研究所客員研究員、朝日カルチャー・センター講師(バーリ語担当)、宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会顧問。社会学と仏教学を専攻。社会学では、エマニュエル・レヴィナスを通して、コミュニケーションと暴力とホスピタリティ(歓待…他者の迎接)〉の関係について研究。仏教学では、これまでに、原始仏教、倶舎論、サンスクリット文法、和辻哲郎、清沢満之、ダライラマ十四世、チベット問題などに関する論文を発表。平和に関しては、「ダライラマの普遍的責任と平和――エスノセントリズムやナショナリズムを超えて――」(『曹洞宗総合研究センター学術大会紀要(第十一回)』)、「 アウンサンスーチーの民主化運動に見る〈暴力から平和への転換の試み〉――ガルトゥングの平和学を用いて――」(『実践女子大学人間社会学部紀要』9 集)などを発表。著訳書は、『ダライ・ラマ 他者と共に生きる』(共訳、春秋社)、『1 4人のダライ・ラマ』(上・下、共訳、春秋社)など。