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全国の地区別研究会のご紹介

Introduction of regional study groups in Japan

関西・中部地区研究会

2017年度第1回 関西・中部地区研究会のお知らせ

日時:2017年5月27日(土)15:00~17:00
場所:名古屋外国語大学7号館3階(738教室)
〒470-0197愛知県日進市岩崎町竹ノ山57  代表電話:0561-74-1111
参加費:300円(茶菓代)
*スクールバスの降車場が13:30分から守衛室の前になります。スロープを上がり、北門に向かってお進み下さい。

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名古屋外国語大学
〒470-0197 愛知県日進市岩崎町竹ノ山57 電話:0561-74-1111

タイトル:「わたしって話しすぎ?-コミュニケーションの自己充足的および道具的機能-」
話題提供者:田崎 勝也(たさき かつや)(青山学院大学教授)

発表要旨:近年コミュニケーションの道具としての側面が強調され、情報の効率的な伝え方や説得力のある話し方は社会のさまざまな場面で求められるようになった。一方で「自分のことしか話さない」感情表出的で自己充足的なコミュニケーションに自足する人も少なくない。こうした道具的および自己充足的なコミュニケーションの動機(Festinger, 1950)は対人関係の相互作用にどのような影響を与えているのだろうか。特に動機を異にするコミュニケータが対峙するとき、2者間の関係構築や発展にどのような齟齬や問題が生まれるのだろうか。
ところで「恋人がほしくてもできない」若者が6割にも上るといった調査結果(リクルート、2014)が示すように、近年日本人青年の恋愛行動にも変調がみられる。本発表では、コミュニケーションの道具的および自己充足的な機能が対人関係、特に異性間の関係構築に与える影響について、心理尺度によって測定したデータを通して考えてみたい。

発表者略歴:青山学院大学教授。専門は文化心理学、対人・異文化コミュニケーション。コミュニケーション能力テスト“C-Exam”を開発。主たる業績には『コミュニケーション研究のデータ解析』(ナカニシヤ出版、2015年)、「日本人学生は本当に「内向き」なのか」(『多文化関係学』、2015年)、「日本人の回答バイアス」(『心理学研究』、2017年)などがある。

問い合わせ先
宇治谷映子(中部・関西地区研究会委員長、名古屋外国語大学英米語学科)
メール:ujitani◎nufs.ac.jp電話:0561(74)1111 (大学代表)(◎を@にしてください。)


(第二回)
(共催学会:異文化コミュ二ケーション学会関西支部、JALT大阪、JALT京都、JALT神戸、JALT奈良)

講演タイトル:「広島の被爆者と国際平和の提唱」
講演者:近藤紘子(こんどう・こうこ)
日時: 2016年10月16日(日)  14:00~17:00
場所: クロスパル高槻(高槻市立総合市民交流センター)、7階(第6会議室)
(JR高槻駅徒歩1分)高槻市紺屋町1-2  Tel. 0726-85-3721
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kurashi/bunka_sports/bunka_koryushisetsu/1327994114940.html

参加費:無料
使用言語:英語
懇親会:講演終了後に近くのレストランで夕食会を催します。参加ご希望の方は予約が必要となりますので fujimotodonna@gmail.com
(藤本ドナ[異文化コミュニケーション学会])宛に10月12日(水)迄にご連絡下さい。(@を半角にしてください。)

講要:近藤紘子氏は、ヒロシマの最年少の被爆者(原子爆弾の被害者)であり、世界中に向けて大変重要な平和のメッセージを送っています。彼女は若い頃、自分が被爆者であることを公に話しませんでした。しかし後になって夫に、「私が広島のために何もしなかったら、私の一生は無意味になってしまう」と語ったそうです。それ以来、彼女は世界中を旅し若者からお年寄りに至るまで多くの人たちに語りかけ、平和への理解を広めるためにたゆまぬ努力を続けてこられました。近藤氏は、アメリカのオバマ大統領が今年広島を訪問した際に行った演説で、「私たちはこうした物語を、被爆者の方を通じて知りました。原爆を投下した爆撃機のパイロットを許した女性がいます。なぜなら、彼女が本当に憎んでいるのは戦争そのものであることに気づいたからなのです」と、自分の話をしてくれたことにこのうえない誇りを感じています。この時のお話も、近藤さんから直接聞かせて頂けるでしょう。

講演者略歴:近藤紘子氏は、ニュージャージー州ハケッツタウンのセンテナリー短大で学び、その後ワシントンのアメリカン大学人文科学部に進学しました。チルドレン・アズ・ザ・ピースメーカーズという組織を通じて、長年に渡って平和活動に携わり、現在はTanimoto Peace Foundationの理事を務めています。また、自ら2人の子どもを養子に迎えたほか、多くの子どもたちの里親を探すために尽力してきました。アメリカン大学核問題研究所が毎年行なう海外研修旅行に同行し、広島、長崎、京都を何度も訪れています。そして世界中で心のこもった感動的な平和のメッセージを伝えています。

【問い合わせ先】
中川典子(関西・中部地区研究会委員長、流通科学大学人間社会学部)
メール:Noriko_Nakagawa@red.umds.ac.jp (@を半角にしてください。)
電話:078(794)3555 (大学代表)