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全国の地区別研究会のご紹介

Introduction of regional study groups in Japan

関西・中部地区研究会

2012年度第1回 関西・中部地区研究会報告

場所:龍谷大学大阪梅田キャンパス

テーマ(日本語と英語で):「外交という文化をどう育てるか」

話題提供者:神余隆博氏(関西学院大学副学長、前在ドイツ特命全権大使)

表題:「外交という文化をどう育てるか」(お一人の発表ですので、テーマも標題も同一です。)

プロフィール:大阪大学法学部卒業、1972年外務省入省、スイス・中国・ドイツの各日本大使館勤務ののち、 1989年外務省国際連合局軍縮課長、1991年同国際連合局国連政策課長、1993年大阪大学教授、1996年在ドイツ日本国大使館公使、1999年外務省欧亜局審議官、年同欧州局審議官、2002年在デュッセルドルフ日本国総領事、2005年外務省国際社会協力部長(大使)、2006年国際連合日本政府代表部特命全権大使(次席常駐代表)、2008年在ドイツ特命全権大使、2012年より関西学院大学副学長(国際戦略担当)。教歴として、立命館大学客員教授、大阪大学教授、東京大学客員教授、デュッセルドルフ大学客員教授を歴任、2007年から大阪大学大学院国際公共政策研究科招聘教授でもある。

概要:日本はなぜ、国力に見あった外交が発達しないのであろうか、なぜ欧米は言うに及ばず、中国や韓国などの近隣の国に比べても外交下手なのであろうか。その責めは政治家と外交官だけが負うものではなく、日常生活において交渉や社交を尊重・実践しない国民性と日本の文化的な風土にあるのではないかと思われる。外交文化を日本に根付かせるためには何をしなければならないのか、文化論的側面から日本外交を解剖し、強化のための方策を考える。