プレカンファレンスセミナー

2016年2月22日

プレカンフェレンスセミナー「多文化関係学研究者のための混合研究法入門セミナー」
講師:抱井尚子氏(青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科教授、日本混合研究法学会理事長)

趣旨:
本セミナーは、多文化関係学研究者を対象とした、混合研究法入門セミナーです。混合研究法(MMR)は、単一の研究プロジェクトにおいて、意図的に質的・量的データを収集・分析・統合する研究アプローチです。質的研究者と量的研究者は、1970年代・1980年代を中心に、人間科学の研究アプローチとしてそれぞれが信奉する研究法がもつ優位性をめぐりパラダイム論争を展開してきました。MMRは、このような論争に不毛感を覚え、二つの研究アプローチを単一のプロジェクトの中でともに用いることを主張した研究者の運動から生まれた第3のアプローチです。本セミナーでは、多文化関係学が扱う研究テーマの特徴に留意しながら、多文化関係学研究においてどのようにMMRを用いることができるか、またその際にどのような点に留意するべきかを、具体的な研究例を交えながら解説します。なお、本セミナーは研究経験が浅い大学院生の参加も歓迎します。(定員:先着30名まで)

コーディネーター:中川典子(流通科学大学人間社会学部)